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POLITICS

「異なる正義」があることを互いに認める
「多様性社会」を目指す

これからの社会は「多様性」が大事だと言われています。しかし、その言葉の意味することはあまり論じられていません。私が考える「多様性社会」とは、自らの正義を貫くだけではなく、対立する正義があるという現実にも向き合って、互いに理解をしながらより良い未来を築いていくということ。そして、それは私の政治信条でもあります。このような「多様性社会」を、私は政治の力で実現したいと考えています。

パラダイムシフトは世代交代、
誰にも止められない

日本が「多様性社会」となるためには、これまでの常識、価値観、社会のルールも大きく変わっていかなければいけません。つまり、「パラダイムシフト」が必要になってくるのです。この言葉には、どうしても旧体制や古い価値観を否定して、世の中をひっくり返していくようなイメージがありますが、本来の意味は「世代交代」です。例えば、中世ヨーロッパでは、地球が宇宙の中心であるという「天動説」から、ある時期を境に太陽のまわりを地球が回っているという、天文学者・コペルニクスが唱えた「地動説」へのパラダイムシフトが起きましたが、これは天動説を唱える科学者が批判・攻撃を受けて消えたわけではなく、宇宙科学の発展によっ て、地動説を信奉する若い科学者たちが増えていったからだと言われています。つまり、パラダイムシフトというのは、誰かが力で強引に成し遂げるようなものではなく、世代交代という 時間の流れのなかで、ゆるやかに、そして確実に社会が変わっていくことです。そして、それは「誰にも止めることはできない」ものでもあるのです。

不利益・不自由を被る人々を
立法の力で救う

ただ、このパラダイムシフトを黙って指を咥えて見ているだけではいけません。変化を待ち焦がれている間に、時代の変化に追いついていないルールや慣例によって、不自由な思 いをする人や不利益を被る人が増えていってしまうからです。
そこで必要になってくるのが、政治の力です。
法律を時代にそぐうように改正し、新しく整備することで、社会の中で悩み、苦しんでいる人たちに手を差し伸べる。立法でパラダイムシフトを後押ししていくのです。これこそが私たち政治家の使命だと考えています。そこで、ここからは、今、日本社会で起きているパラダイムシフトと、それに対して政治が何をすべきか、という私の考え方を紹介していきたいと思います。

2021年 9月 野田聖子