与党政務調査会「ユニバーサル社会の形成促進検討プロジェクトチーム」
米国ADA法関連施策に係るスタディ・ツアー

 2005年のゴールデンウィークの間、米国ワシントンDCを視察してきました。
 本プロジェクトチームは、すべての意思ある国民が、持てる力を発揮できる社会に向けての法整備等の可能性等を議論してまいりました。
 その先進的かつ具体的取り組みを学ぶため、ADA(Americans with Disabilities Act:障害を持つアメリカ人法)を1990年に制定した米国に赴き、ADA法の運用や米国社会のユニバーサル状況の実態を学ぶことが今回の視察目的でありました。


■ 平成17年5月1日(日)
 空路、成田よりワシントンダレス空港に到着。
 最初の視察先は、スミソニアン博物館およびフランクリン・D・ルーズベルト記念館。公共施設におけるバリアフリー環境の整備状況をみる。


■ 平成17年5月2日(月)
 国務省主催のVoluntary Visitor Program (VVP)を受けて、終日視察を行う。
 午前中は国防省のComputer・Electronic Accomodations Program (CAP)を訪問。CAPは1990年、障害をもつ労働者の雇用にかかる障壁の撤廃のため創設された。その後、連邦政府全体の障害をもつ全労働者に対し補助的技術を提供するためのプログラムへと活動領域を発展させている。
 国防省保健担当国防次官補のDr.W.Winkenwerder、CAP室長のD.Cohen女史らと意見交換するほか、障害者に対して連邦政府内で実際に供与されているさまざまな機器(各種障害に対応するパソコン等)を見学する。
 午後は国防省・調達、テクノロジー、ロジスティック担当国防次官補室(OSD)を訪問し、国防省における調達行政管理について担当官らと意見交換。その後、大統領府・行政管理予算局(OMB)を訪問し、調達行政専門官のD.Muzio氏と政府調達におけるマネジメントプロセスの導入・向上について意見交換。
 夜は、米国政府調達関係者との懇談会。


■ 平成17年5月3日(火)
 ライシャワー東アジア研究所のケント・カルダー所長および同江口一元所長特別補佐と、日米問題およびアジア外交等につき意見交換の朝食会を持つ。
 その後、前日同様、VVPによる終日視察。
 ワシントン市内の地下鉄に乗り、切符の購入、改札口周りから車両内にいたる、地下鉄におけるバリアフリー対策を体感。
 私立のジョージ・ワシントン大学を訪問。障害者支援サービス室のC.Willis室長他担当者と意見交換。また、学習障害をもちながら同校で学ぶ学生から支援サービスの実態や障害者であることについての思い等を聴く。その後、校内施設(教室や学生寮等)を見学し、高等教育機関におけるバリアフリー化の実態調査を行う。
 午後は教育省を訪問し、ADA法関係省庁(教育省、厚生省、労働省、社会保険庁)とパネル・ディスカッション。障害者と教育および障害者と雇用を主題に意見交換。
 夜はラムズフェルド国防長官のレセプションに出席する。
平成17年5月4日(水)へ続く>>